ユナイテッド航空は世界の笑いもの?

4月9日にユナイテッド航空(UA)がオーバーブッキングで乗客を引きずり下ろした事件、そのショッキングな映像はアメリカのメディアだけでなく、日本のメディアでも大々的に放映された。

その結果、UAはアメリカはもとより外国のメディアや一般の人々から大バッシングを受けることになった。顔中血だらけになった被害者を見て「ひどい!」と多くの視聴者が思ったもの事実だが、加えて航空会社のCEOの対応のまずさがさらに人々の怒りを買った。事件翌日の10日、CEOは従業員向けのメールでスタッフを擁護。それに対して世間の非難を浴びると、今度はメールの件を謝罪。「本当に申し訳ない」との正式謝罪コメントを出したのは事件2日後の11日だった。

はっきり言ってこれは遅すぎる。危機管理広報を扱っている弊社でなくとも、その対応のまずさは誰が見ても明らかだ。この事件でUAの持ち株会社、United Continental Holding Inc.は翌日から株価を連日下げた。企業価値損失は10日一日で一時、8億ドルにも上った

それに加えて被害者がベトナム系アメリカ人の医師であったことから、人種差別ではないかという声もあがった。会社側ではオーバーブッキングで降りてもらう乗客はコンピュータでランダムに決めたと言っているが、「本当にそうだろうか?」という疑いの目が向けられている。

今回の事件でユナイテッド航空はその評判も企業価値も大きく落としたわけだが、同社のスローガンは皮肉なことになんと”Fly the Friendly Skies”。それをからかうかのように今、SNS上では新しいスローガンが次々と提案されている。

「UAはお客様を世界中引きずり回します」「搭乗時は医師、降機時は患者」「競争相手を倒せないなら、お客様を倒します」などなど。いまやユナイテッド航空は世界中の笑いものになっているのだ。

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