新型コロナウイルスと現場の危機管理広報〈2〉

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新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威に衰えは見られません。この先どこまで拡大するか見通せない状態の中、不安が増幅されてパニックに近い状況が生まれ始めています。学問的には正しくない用語の使い方かもしれませんが、この集団ヒステリーとも言える状況下では、何かをターゲットにして一斉に攻撃することが多くなります。

事例としては、星野源さんと“勝手コラボ”した安倍総理の自宅動画や10万円給付金を巡るドタバタでこれでもかと非難が集まったケースを考えてみたいと思います。ここで取り上げるのは、企業の危機管理の中で必ず問題となる「世間の風向き」の捉え方を考えてみたいからです。世間の支持、不支持は政治の場では選挙に直結しますし、企業では経営に直結します。

地球規模の危機である新型コロナウイルスは企業が向き合う危機管理の範疇を大きく超えていますが、考える要素はほぼ同じ。企業で危機管理に携わる人たちは日々生きたケーススタディが提供されますので学ばない手はありません。

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