近畿日本ツーリストの調査報告書は誰に向けて公表されたのか?

近畿日本ツーリストの親会社であるKNT-CTホールディングスが新型コロナワクチンのコールセンター事業での過大請求事件に関する調査報告書を公表しました。原因を調べ、再発防止策を構築するための調査と考えられ、この報告書を基に再発防止策を発表しました。ただ、大部の調査報告書を読んで、一体この報告書は誰に向けて公表されたのか、が分かりませんでした。それは元職の肩書きが強調されたアドバイザーの選定、「過大請求」と言う言葉を使わない事案の評価と用語、サマリーも付けない報告書の構成などから感じました。難しい用語と書き方の調査報告書をよく見ますが、この調査報告書も世間に響くことは想定していないように感じました。

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